ふんわりと軽く暖かい羽毛布団は冬の必需品ですよね。まるで空気のような軽さで体をやさしく包み込み、冬の寒い夜を快適にしてくれます。
そんな羽毛布団は、高級品であるうえに素材がとても繊細なので取り扱いには注意しなければなりません。
とくに、日頃のお手入れ時には細心の注意が必要ですが、一般的な綿製の掛布団と同じように掃除機をかけてケアをしてもいいものなのでしょうか。
今回は、冬本番前に確認しておきたい羽毛布団のお手入れ方法をご紹介いたします。
羽毛布団に掃除機をかけてお手入れをしてもOK?
一昔前までの布団のお手入れ方法といえば、天気のいい日にベランダで天日干しをし、布団叩きでバンバンとホコリを叩き落とすというものでした。
しかし最近では、布団叩きでのお手入れは推奨されていません。布団叩きで強く叩くと、布団の生地が傷んでしまううえ、中身の綿や羽毛などもダメージを受けてしまうのです。
さらに布団叩きで強く叩いても、ダニやホコリなどをしっかりと落とすことはできないこともわかっています。
そのため、近年の布団ケアは掃除機を使う方法が主流になっています。
布団専用の掃除機もたくさん販売されていて、ダニの死骸やホコリなどの小さなゴミもしっかりと吸い取り、布団の清潔さをしっかりと保ってくれます。
しかし、羽毛布団に掃除機をかけるときには注意が必要です。掃除機の使用自体はOKですが、かけ方にポイントがあるのです。
次に羽毛布団に掃除機をかけるときの注意点を詳しくチェックしてみましょう。
羽毛布団に掃除機をかけるときの注意点
羽毛布団はとてもデリケートな素材でできています。
羽毛布団の中身になっているダウンやフェザーは、一度つぶれてしまうとなかなか元通りにはなってくれません。
掃除機のかけ方を間違えてしまうと、羽毛布団のふんわり感が失われてしまうのです。
ふんわり暖かい羽毛布団をキープするためにも、掃除機はやさしく弱い力でかけるようにしましょう。
吸引力の強弱スイッチを一番弱く設定するのがおすすめです。
また、ダニなどの小さなゴミは足元と頭部分に多いといわれています。
足元は角質が落ちやすく、頭部はフケが落ちやすいためです。
布団掃除機をかけるときには、この2点を重点的に行いましょう。
羽毛布団の手軽なお手入れ方法もあわせてチェックしよう!
羽毛布団を手軽な方法で清潔に保ちたいという場合は、布団乾燥機を使用するのがおすすめです。
あまり高温にすると羽毛を傷めてしまうことがありますが、70度以下程度の温度で乾燥させる程度であればOKです。
しっかりと温めて乾燥させることでダニを退治することができます。
温度調節に不安があるという場合は、羽毛布団をタオルケットや毛布などで包み込み、その上から布団乾燥機をかけるという方法を取り入れましょう。
また、天気のいい日に天日干しをする際には直射日光が当たらないよう注意し、湿気が増える夕方前には取り込むようにしてください。
羽毛布団は正しい方法でお手入れすることで、長く愛用することができます。
掃除機を使ってケアをするときには今回の注意点を守り、生地や羽毛のダメージを防ぎましょう。