「羽毛布団をかけても暖かくない……」考えられる原因と対策方法とは


 

「羽毛布団をかけても暖かくない……」考えられる原因と対策方法とは

羽毛布団は保温性に優れている寝具です。しかし、羽毛布団を使っていて「なぜかあまり暖かくない」と感じる方もいるのではないでしょうか。

羽毛布団が暖かくないのは、必ずしも布団の寿命だからというわけではありません。適切なメンテナンスをすれば、羽毛布団の暖かさを蘇らせることも可能です。そこでこの記事では、羽毛布団が暖かくないと感じるときの対処法についてご紹介いたします。

羽毛布団が暖かくない、その原因は?

羽毛布団は「5年程度でヘタってしまう」「寿命は10年程度」といわれることもあります。しかし羽毛布団に使われる羽毛は天然素材であり、少なくとも30年以上は暖かさをキープできるのです。
フワフワとした羽毛は、空気を含んで熱を溜め込む特性があります。しかし羽毛布団を長く使い続けると、羽毛はつぶれて暖かい空気を取り込めなくなってしまいます。また、湿気を吸った羽毛は本来の暖かさを失ってしまうものです。
羽毛布団は、適切にお手入れをすればもとの暖かさを取り戻せるかもしれません。寿命だからとあきらめて処分するのではなく、まずはメンテナンスを試してみましょう。

羽毛布団の暖かさを蘇らせるには?

羽毛布団の中の羽毛はキルティングで分割されています。しかし羽毛はつぶれるとかたよってしまいうまく熱を溜め込むことができなくなってしまいます。
羽毛のかたよりをなくすために、布団を軽く振ってみましょう。たったこれだけのことでも縮んでいた羽毛がフワフワになり、かたよりもなくなります。
ただし、かたよりを直すために布団を強く叩くと、羽毛が折れてしまうので要注意。羽毛を長持ちさせるためには、軽い力でお手入れをすることが大切です。

羽毛布団はこまめに干して湿気を取り除こう

羽毛布団は湿気を含みやすいものです。人間は一晩にコップ一杯分もの汗をかくといわれるため、羽毛布団を使い続けると湿気が溜まって熱を蓄えることができなくなってしまいます。
羽毛布団はこまめに干して湿気を取り除きましょう。ただし、羽毛布団を直射日光に当てると中の羽毛が傷んでしまうので気をつけたいですね。羽毛布団を長持ちさせるためにも、屋外に干すときには陰干しを心がけましょう。

羽毛布団をより暖かく使うためのポイント

就寝時に羽毛布団と毛布を併用しているという方もいると思います。暖かさをキープするためには、毛布を羽毛布団の下ではなく上に掛けるのが効果的です。
ただし、厚手の毛布を上掛けにすると羽毛がつぶれてしまうこともあります。寒いときには厚手の毛布が欲しくなるものですが、羽毛布団の上に掛けるのなら軽くて薄い毛布を選ぶのがおすすめです。

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羽毛布団が暖かくないと感じるときには、まずは羽毛のかたよりを無くしたり干して湿気を取り除いたりしてみましょう。また、毛布を併用して暖かさをキープするという方法もあります。
家庭でのメンテナンスで羽毛布団の暖かさが復活しないときには、羽毛布団をクリーニング店に持ち込んで、プロの手でメンテナンスしてもらうとよいでしょう。

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