意外と落ちにくい「デニム」のシミ! 効率的なシミ抜き方法は?


 

意外と落ちにくい「デニム」のシミ! 効率的なシミ抜き方法は?

気に入っていたデニムにシミが付いてしまった! こんなときはどうやってシミ抜きをすればよいのでしょうか? 今回の記事では、デニムのシミ抜き方法のポイントや、シミ抜きの際の注意点をご紹介します。

デニムにシミが! どうやって落とせばいい?

デニムのシミの原因として多いのが、ケチャップなどの調味料や食べ物、コーヒーなどの飲み物、血液汚れ、泥汚れなどです。汚れたときにすぐ対処できるよう、それぞれのシミ抜き方法を知っておきましょう。

調味料・食べ物・飲み物のシミ

調味料・食べ物・飲み物のシミは、水に溶けやすいのが特徴です。固形物が付いていたら優しく取り除き、以下の手順でシミ抜きをしましょう。

◆用意するもの
食器用洗剤(おしゃれ着用中性洗剤でもOK)、酸素系漂白剤、タオル1~2枚

◆手順
1.デニムを裏返し、流水をかけてよくすすぐ
2.表側に戻し、シミ部分に食器用洗剤をかけてやさしく揉み込み、なじませる
3.流水ですすぐ。シミが落ち切っていない場合は次の工程へ
4.酸素系漂白剤に水を加えて3倍程度に薄め、タオルに含ませたら、シミ部分をたたくようにして漂白剤と汚れをなじませる
5.流水でしっかりすすいだら、乾いたタオルで水気を取り、日陰に干して乾かす

血液のシミ

血液の汚れはたんぱく質が含まれているため、食器用洗剤ではなかなか落ちません。
頑固な血液のシミは、たんぱく質を分解する「酵素入りの粉末洗剤」と「液体の酸性漂白剤」を1:1で混ぜてペーストを作り、シミに塗ります。その後洗濯機でいつも通りに洗濯をすればキレイに落とせますよ。

泥汚れのシミ

泥汚れがシミになっている場合は、洗濯用の固形石鹸と歯ブラシ、食器用洗剤が大活躍します。
生地が乾いた状態でデニムの泥をはたき落としたら、歯ブラシで細かな泥を落とし、固形石鹸をお湯で湿らせて生地の表と裏の両方にこすりつけます。
お湯を張ったタライなどの中で揉み洗いをして大体汚れが落ちたら、食器用洗剤を垂らして再度揉み洗いをおこない、生地の裏側から水ですすいでください。仕上げに普段通り洗濯機で洗濯をすれば、見違えるほどきれいになりますよ。

デニムのシミ抜きをする際の注意点

デニムのシミ抜きをする際はいくつか注意点があります。デニムを傷めないよう、次の3点に気をつけましょう。

ゴシゴシこすらない

デニムに汚れが付いたときにゴシゴシこすると、デニム繊維の奥に汚れが染み込み、取れにくくなってしまいます。着用中にシミが付いた場合はなるべく早く脱ぎ、こすらないようにシミ抜きをしましょう。

シミを放置しない

デニムにできたシミを放置するのは、絶対に避けましょう。色が残って取れなくなるだけではなく、カビや虫食いなどの原因になり、デニム生地が傷んでしまいますよ。
もしすぐにシミ抜きができない場合は、ティッシュなどで水分を吸い取り、帰宅してからすぐシミ抜きをすればOKです。

塩素系漂白剤はNG

キッチン用や浴室用として販売されている「塩素系漂白剤」は、色落ちや変色が起こりやすいため使用してはいけません。漂白剤を使いたいときは、色柄ものに使える「酸性漂白剤」を選んでくださいね。

きちんとシミ抜きをして、デニムを長持ちさせよう!
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デニムは本来とても丈夫な生地なので、きちんと手入れをしてあげれば長く着用することができます。
ただし、汚れの種類によっては落としにくいものもあるので、無理そうだと感じたらプロのクリーニング業者にお任せしましょう。

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