おしっこを漏らしちゃった! 子ども服のシミ・臭いを取る方法


 

おしっこを漏らしちゃった! 子ども服のシミ・臭いを取る方法

子育てあるあるのひとつに、子どものおもらしがありますね。成長するにつれて回数が減っていくとはいえ、おしっこ特有のあの臭いや頑固なシミになってしまうのは避けたいところです。そこで今回は、子ども服の臭いやシミを取る方法をご紹介します。そもそもおしっこの臭いや色はどこからくるのかにも触れていますので、それを踏まえて上手に対処してください。

おしっこの臭いや色の原因って?

おしっこの臭いが気になりだすのは、おしっこをした直後ではなく時間が経ってからです。おしっこに含まれる尿素という成分がバクテリアによって分解され、アンモニアを生成するからだといわれています。アンモニアはアルカリ性なので、それを中和する酸性のものを使えば臭いを取ることができます。

おしっこがシミになるのは、おしっこの色素が何度も、長い時間布に吸収されているからです。肝臓でビリルビンという成分の一部が酸化してウロクロム色素という成分に変化しますが、その色がおしっこのあの黄色になっています。ウロクロム色素は水溶性ですから、すぐに洗濯ができればあまり目立つシミにはなりません。

おしっこの臭いは簡単に取れる

子ども服についたおしっこの臭いを取るのは簡単です。
アンモニアのアルカリ性を打ち消す働きのある酸性ものを使います。
ご家庭にある酸性のものといえば、料理に使う食酢やお掃除などに使うクエン酸です。

使い方は、いつもの洗剤にお酢かクエン酸を適量加えるだけと非常にシンプルです。
予洗いやすすぎをする必要はなく、洗い上がったときには、あのツンとする臭いがなくなっています。

お酢は独特の臭いがあるため、気になる方は避けたほうがいいでしょう。
クエン酸なら臭いはなく、100円ショップやドラッグストアなどで簡単に手に入れることができます。

おしっこのシミ抜きにはいろいろな方法がある

おしっこのシミ抜きにはいろいろな方法がある

おしっこによるシミは、通常の水洗いでは落ちなかった汚れです。
研磨効果のある重曹や色素を分解する成分を含む台所用洗剤、市販の漂白剤を使う方法などがあります。

重曹は、わずかな水で溶いてトロトロにし、それをシミにすり込むようにしてこすり落とします。
台所用洗剤の中には洗浄力の高さをアピールしている商品があります。洗剤をつけたら歯ブラシでトントンたたくようにしてシミを落としましょう。

市販の洗濯用漂白剤は、塩素系と酸素系の大きく2つに分かれます。
塩素系は次亜塩酸ナトリウムが主成分で漂白力が高いため、色柄ものには向きません。
酸素系は漂白力が穏やかで衣類の染料を落とさないため、色柄ものに使うことができます。塩素系の漂白剤を使う場合には、使用上の注意をよく読んでから使いましょう。

子どもがおもらしをしてしまったときには、手早く着替えさせ、できる限り早くすすいでおきましょう。
水溶性のシミはきちんと処置をしておけば、洗濯後の仕上がりが変わってきます。
おしっこがシミになってしまった場合には、シミ抜きをしますが、漂白力の高い塩素系の場合には色落ちしないか確認してからにしてくださいね。
何度か試してみたもののシミが取れなかった場合や、自宅での洗濯が難しい素材の場合には、無理をせずにプロに相談してみましょう。

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