羽毛布団は収納前のひと手間が大切! キレイに保管するためのケア方法


 

羽毛布団は収納前のひと手間が大切! キレイに保管するためのケア方法

寒い時期を乗り切るために活躍した寝具のひとつに羽毛布団があるという方は多いのではないでしょうか。
暖かくなってきたからそのまま押し入れに入れるのではなく、次のシーズンまでキレイに収納・保管してあげることで、羽毛布団の寿命はグッと長くなります。
そのために大切なのは、収納の前にかけるひと手間です。
今回は、そのひと手間を3つのステップに分けてご紹介します。

羽毛布団をキレイに保管するために① 干し方

羽毛布団をキレイに収納・保管するための最初のケアは、よく乾燥させることです。
羽毛布団は湿気を嫌いますので、季節の変わり目で長期保管をする際には、風を通しておきましょう。羽毛布団を干すときに気をつけたいことは、次の3つです。

・午前10~14時の間に片面1時間程度で両面を干す
・羽毛布団のカバーをかけたまま干す
・取り込む前などに叩かない

羽毛布団は長時間干しすぎると、かえって中に含まれる羽毛(ダウン)を傷めてしまう可能性がありますので注意しましょう。
側生地(がわきじ)が傷むのを防ぐため、布団カバーをかけた状態で干します。
叩くと側生地の劣化や羽毛の飛びを傷めてしまうことになりかねません。
表面のゴミやホコリを落とすよう、手で払う程度にとどめます。

外干しができないという場合は、室内に広げて部屋に風を通すだけでも違いますので、試してみてください。
可能であれば、サーキュレーターなどを使って空気の流れを作りましょう。

羽毛布団をキレイに保管するために② たたみ方

長期保管に備えてしっかりと干したら、次は羽毛布団をたたみます。

・縦に三つ折りにする
・両端をそれぞれ約1/3ずつ、中央に向かって丸めるようする

これで小さくコンパクトにたためますので、購入時に入っていた収納ケースや羽毛布団専用のケース、または大きなシーツなどにくるんで収納します。
布団圧縮袋の使用は、側生地や羽毛を傷める可能性がありますので避けましょう。

羽毛布団カバーは洗濯をし、清潔な状態にしてからたたみましょう。
収納すると決めたら、カバーを清潔なものに交換するか洗濯しておき、それから干すようにすると作業が楽です。

羽毛布団をキレイに保管するために③ しまい方

羽毛布団をキレイに保管するために③ しまい方

押し入れなどの収納場所に羽毛布団をしまうときには、収納場所の中でもできれば一番上に入れましょう。
干してフワフワにした羽毛布団の上にはほかの布団や毛布などを重ねないようにします。

羽毛布団を収納する押し入れも晴れた日に空気を入れ替えるなどして、乾燥させておきましょう。
ふすまを2枚とも中央に寄せると両側に隙間ができるので、押し入れの中の空気が流れやすくなります。可能であればすのこを敷いたり、除湿剤などを併用したりして湿気対策をするとよいでしょう。

羽毛布団は軽くて暖かいことから、寒い時期には大変人気がある寝具のひとつです。
一羽から少量しか得られない水鳥の羽毛をたくさん使っているため、決して安いものではありません。
今回ご紹介したケアをするかしないかで商品の寿命が変わってきますので、長く使えるように、長期保管前のケアを忘れないようにしてください。

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