こんな意味だった!見落としがちな洗濯表示やマーク


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お気に入りの服が洗濯しているうちに縮んでしまい、着られなくなってしまったという経験がある人は少なくないかと思います。

洗濯の失敗は、衣類に付けられている洗濯タグの表示をチェックしておくことで回避することが可能です。ここでは、意外と見落としがちな洗濯表示やマークの意味についてご紹介します。

▪️洗い方に関する表示

水洗いの温度の限度や、水洗いの可否、洗濯機の使用の可否(手洗いのみ)について表示されています。手洗いのみ可能という表示の場合でも、洗濯機に「手洗いコース」「やさしく洗うコース」などがある場合には、洗濯機を使用できます。

▪️塩素漂白に関する表示

塩素漂白できない繊維を塩素漂白してしまった場合、衣類が傷んでしまったり変色したりなどのトラブルも起きてしまいます。塩素漂白を使用する前には、必ず洗濯表示タグをチェックしましょう。

▪️ドライクリーニングに関する表示

勘違いされがちですが、ドライマークはドライクリーニングしかできないという意味ではなく、ドライクリーニングも可能であるという意味です。ドライという文字の下に「セキユ系」という表示がある場合には、ドライクリーニングの際には石油系の溶剤を使用するという意味となります。

水洗い不可のマークと一緒にドライクリーニングのマークが表示されている場合は、ドライクリーニングでしか洗うことができないという意味です。注意しましょう。

▪️アイロンに関する表示

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アイロン関連の注意事項は、アイロンマークの中に、高、中、低といった文字が表示されているマークをチェックします。高の場合は210度を上限として高い温度、中は160度を上限として中くらいの温度、低は120度を限度とし低い温度でかけるとよいという意味です。アイロンの下に波線が表示されているマークは、アイロンをかける際に当て布をすることを意味しています。当て布をしないと、衣類の繊維を傷めることがあるため注意しましょう。

▪️干し方に関する表示

レースのように繊細な衣類の場合、絞り方次第でシワができたり型崩れしてしまうなどのトラブルが起きかねません。絞ってはいけないという表示がある場合には、タオルドライや自然乾燥などの脱水方法をとるといいでしょう。

▪️絞り方に関する表示

洗い方だけでなく、干し方によっても衣類の型崩れや色あせが起きます。たとえば、ニットを干す際にはハンガーを使用せずに竿にかけて干したり平らなところに広げて干すと、水分の重みで伸びてしまうことを防ぐことができます。2016年には世界共通表示に統一される洗濯表示。表示やマークのデザインは変わりますが、意味自体は大きく変わらないようです。

この機会に、基本的な洗濯表示の意味を再確認してみるのも良いかもしれませんね。

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