シミには早い対応! 【シミの種類別】応急処置方法とは?


シミを落とそうとしたら「なかなか落ちない…」といった経験がある方は多いと思います。というのもシミ抜きには、早めの対応が鉄則です。日が経つにつれシミは落ちにくくなります。頑固なシミを作らないためにも、ご自宅でも出来るシミ抜きの応急処置をお伝えしましょう。

▪️シミ抜きをする前に…

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シミ抜きをする前に衣類などの性質を確認しておきましょう。
例えば、生成りや淡い色の衣類には蛍光剤や増白剤を使わないようにしましょう。また色落ちが心配なものは、色落ちテストをしてからシミ抜きをすると安心です。衣類の素材によって使用する洗剤は選びましょう。衣類の洗濯表示に中性と表示されているもの、もしくはウールや繊細な素材には中性洗剤使いましょう。
また綿や麻といった素材なら弱アルカリ性の洗剤を使用するようにしましょう。

▪️水溶性のシミには?

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シミは、大きく分けると「水溶性」「油性」「混合」の3種類に分けることができます。まずは、果物やジュース、しょうゆやコーヒーといった「水溶性」のシミについてご紹介します。シミがついたと気づいたらティッシュやハンカチなどで、こすらずに汚れを吸い取るようにしましょう。

「水洗い不可」と表示されている衣類ならここまで行ったら、クリーニングへ出し、シミがついたことを伝えお願いすることをオススメします。「水洗いOK」のものなら、すぐに水洗いするのがベストです。
しかし外出先などすぐに水洗い出来ない場合は、以下の応急処置をオススメします。

■応急処置
色移りする心配のないキレイな布を、シミのついた生地の裏面にあてます。そして、ティッシュや布を水で湿らせ汚れを優しく叩き、あてた布へと移しましょう。あてた部分をキレイな面にずらしながら、汚れを叩きましょう。裏側からも叩けばより効果的です。そして帰宅したらすぐに水洗いをしましょう。

▪️油性のシミには?

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チョコレートや口紅、機械油や食用油などの「油性」のシミは、固形物を取り除いたあと、洗剤や薬剤で油を溶かすことが大切です。

■応急処置
シミに水はつけず、こすらないことがポイントです。
大切にしている服なら、自宅で落とそうとせずに、クリーニングに出した方が無難です。

「水洗いOK」のものなら、裏に白いハンカチやタオルなどをあてて、石けんや台所洗剤などの中性洗剤をつけたティッシュでシミを叩きます。この場合も、裏側から叩くことが効果的です。

最後に、水で湿らせたティッシュで洗剤を落としましょう。洗濯しても落ちない場合は酸素系漂白剤や、白いものなら塩素系漂白剤などで漂白をしてみましょう。

▪️混合シミの場合は?

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マヨネーズやカレー、ミートソースなどは水と油の両方を含んでいるため、両方の処置が必要です。

■応急処置
まずは固形物を取り除き、水分を吸い取りましょう。水洗い出来ないものは、このままクリーニングへ持って行くことオススメします。

ただし、家庭でのシミ抜きは常にリスクと背中合わせです。無理にシミを取ろうとすると、衣類の脱色やスレを起こしてしまうケースがあります。

自分でシミ抜きをするか、プロにお任せするか決めることも、シミ抜きするうえで大切なことです。

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