フェイクレザーの正しいお手入れ方法


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防寒性に優れ、冬でも大活躍のレザー。そんなレザーには、本革とフェイクレザーがあり、それぞれにお手入れの仕方があります。今回は、フェイクレザーの正しいお手入れについてご紹介していきます。

▪️水洗いOKなフェイクレザーの洗い方

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フェイクレザーの多くは水洗いNGのものが多いですが、中には洗濯機洗いがOKなものもあります。また、熱に弱いので乾燥機やアイロンの使用は避けましょう。

【手順】
①絵表示をチェックする。
まずは絵表示を見て、水洗い可能かどうか確認しましょう。フェイクレザーはコーティングされた樹脂の材質ごとにお手入れの方法が異なるので、最初に絵表示を確認することを忘れてはいけません。

少しの汚れの場合、水につけて固く絞ったタオルで拭いて陰干しをすればOKです。汚れが目立つ場合は、手順②に続きます。

②使用できる洗剤を確認して洗濯をする絵表示をチェックしたときに、手洗いマークがついていたら水洗いをすることができます。洗剤は、中性のおしゃれ着用洗剤を使い、衣服を裏返しにして洗濯ネットに入れます。洗濯機に入れたら、手洗い(ドライ)コースにして洗濯をしましょう。20秒程度脱水をし、柔軟剤を使うと風合いを損なわずキレイに仕上げることが可能です。

③裏返しのままハンガーにかけ日陰に干すフェイクレザーは乾きにくく熱に弱いため、風通しのいい日陰に干しましょう。乾燥機を使って手っ取り早く乾かしたいと思うかもしれませんが、型崩れをしてしまうので乾燥機を使うのはNGです。

▪️水洗いNGなフェイクレザーの洗い方

絵表示を確認したときに水洗いがNGだった場合は、おしゃれ着用洗剤で拭きましょう。

【手順】
①おしゃれ着用中性洗剤の濃度を薄め、やわらかい布を固く絞って拭きます。オイル類の洗剤はシミになるため避けましょう。
②水で絞った布で拭きます。洗剤が残らないように繰り返し拭くのがポイントです。
③最後に乾いたやわらかい布で水分をとり、日陰干しをします。

▪️雨に濡れてしまった場合の対処

出先で雨に濡れてしまったり、干していたものが濡れてしまったりした場合は、水気を切り清潔なタオルなどで水分を拭き取りましょう。中までひどく濡れてしまった場合は、専門のクリーニング店にお願いするのをおすすめします。

今回は、フェイクレザーの正しいお手入れについてご紹介しました。レザーは間違ったお手入れをしてしまうと、縮みや色落ち、変形などのトラブルが発生してしまいます。長く着るためにも、ご紹介したことを参考してみてはいかがでしょうか。

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