マークに注意! 冬物衣服の洗濯方法


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本格的に寒くなる季節が近づいてきて、そろそろ冬物を出すころだと思います。

しかし、長い間しまってあったということもあり、洗濯してから着たいですよね。今回は、冬物を洗濯するときに気を付けたいことをご紹介していきます。

▪️冬物を洗濯するときはマークに注意

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衣服の内側についている「取り扱い絵表示」は、洗い方や干し方、洗剤の指定など、お手入れ方法を知るための表示です。洗濯をする前に確認しておきましょう

○手洗いマーク
やさしい洗い方を用い、水洗いできるという意味です。数字は洗濯時の上限の水温を表しています。
「中性」などの表示がある場合は、洗濯用(衣料用)中性洗剤を使用することを指定しています。手洗いだけでなく、洗濯機の手洗いコースなどでも洗濯をすることが可能です。

○洗濯機マーク
その名の通り、水洗いができないという意味です。
ただ、衣服の素材や洗い方によっては、水洗いをすることができるものもあります。

○ドライマーク
ドライクリーニングができるという意味を持っています。
しかし、ドライクリーニングではなければいけない、という意味ではありません。ウール100%やアクリル、ナイロンなどとの混紡ぐなら家で手洗いをすることが可能です。

▪️衣類ごとの洗濯方法

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■セーター
「水洗い不可」や「ドライマーク」が付いていることが多いセーター。自宅で洗うことが難しいと思われがちですが、洗い方に注意すれば洗濯をすることが可能です。

【手順】
①絵表示を確認し、洗い方を決める。
②初めて洗うときは色落ちをチェックして、目立つ汚れがある場合は事前に処理をしておく。
③絵表示に合わせて洗い、陰干しにする。
④仕上げにアイロンをかける。(アイロンをかけるのは好みではありますが、しわになりやすいためかけておくことをおすすめします)

■ダウンジャケット
ダウンジャケットはクリーニング料金が少々かかることもあり、何もお手入れをせずに着ている方もいるのではないでしょうか。実は、ダウンジャケットの多くはネットに入れて洗濯をすることができ、いくつかの注意を守れば問題なく行うことができます。

【手順】
①ぬるま湯(30度程度)と中性洗剤を使い、洗剤駅をつくる。
②ダウンジャケットは軽くたたんで、洗濯液に浸し「押し洗い」で手洗いをする。
③洗剤水を捨て、キレイな水に換えて2、3回すすぎの押し洗いをする。シャワーを使って洗い流してもOK。脱水はタオルで水分を吸い取る(タオルドライ)方法で脱水をする。

■マフラー&ストール
長くて絡まりやすいうえ、編み目の粗いものやデリケートな素材のものが多いので、型崩れや毛羽などに注意して洗濯しましょう。

【手順】
①表示をチェックして家庭で洗えるかどうかを確認する。
②4つにたたんで洗濯ネットに入れ、表示に従ってやさしく洗う
③洗い終わったらしわを伸ばし、形を整えてから干す

今回は、冬物衣服の洗濯方法についてご紹介しました。家庭で洗うのが難しいと思われがちな冬物も、マークに注意すれば洗濯することができます。
今のうちに冬物を洗濯して、寒さが厳しくなるこれからに備えましょう。

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