夏の汗シミに注意! 家でできるシミ抜きの方法


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夏はじっとしていても汗をかいてしまいます。出勤するだけでも汗は滝のように流れ、抑えることができません。夏はその連続ですから白いワイシャツに汗シミができることも日常です。

では汗シミが出来てしまった白いワイシャツはどうしたらよいのでしょう?家でできる汗による黄ばみの抜き方についてまとめてみました。

▪️シミの抜き方

汗シミの黄ばみはどうしたら取り除けるのでしょうか?普段の洗濯だけでは汗シミはなかなか落ちませんよね。衣類の黄ばみを落とすには、黒ずみから落としていくと効果的です。

汚れがシミをカバーしている状態が多いため、そのまま漂白剤などを使っていては直接黄ばみには届かないからです。まずは台所洗剤を黄ばみ部分につけて洗いましょう。それだけでシミは落としやすくなります。

▪️基本的な汗シミの抜き方

1.中性洗剤を汗シミの部分に付ける
このときの洗剤は、ご家庭にある台所洗剤で大丈夫です。黄ばんでいる部分に直接つけましょう。色がついている衣服の場合は洗剤をつけすぎると色落ちしてしまうので注意が必要です。また頑固な汗シミの場合には、古くなった歯ブラシを使ってこすると効果的です。

2.水で洗い流す
水で洗ったら、その部分は乾かさないことが重要です。

3.漂白剤につける
このとき漂白剤の種類に注意してください。漂白剤は酸素系漂白剤、または消毒用オキシドールを使用してください。上記の漂白剤を40~50度くらいのお湯に溶かし、衣類を30分ほどつけましょう。

4.通常通り洗濯する
この手順で、汗シミは大体落ちていることでしょう。

▪️それでも落ちない頑固なシミ

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よく脇だけが汗シミで黄ばんでしまうということがあります。それは脇にある「アポクリン腺」という汗腺があるためです。アポクリン腺からはリポフスチンという色素成分が含まれているため黄ばませる原因になります。

頑固な汗シミには重曹を使うと効果的です。重曹はカップの茶渋を落としたりコンロの油落としに使われますが、汗シミ対策にも有効です。

頑固な汗シミの落とし方
1.重曹を黄ばみのひどい部分に付けてもみます
2.40~50度のお湯に酸素系漂白剤を入れて、衣類を浸す。
3.そのまま一晩浸け置きます。
4.翌日、衣類と一緒に浸した液も洗濯機にいれ、洗剤を入れて通常通り洗濯します。

頑固なシミは薄まったけどまだ部分的に残っていて、より効果的な方法を望む場合は以下の手順を試してみてください。

1.酸素系漂白剤と重曹を同じ割合で混ぜてペーストを作ります。
2.あらかじめ洗剤で黒ずみを落とした、衣類の染み部分にペーストを塗ります。
3.ペーストを塗った部分を加熱します。この時、アイロンのスチームを使うと良いでしょう。アイロンが用意できない場合はドライヤーを当てることで代用可能です。酸素系漂白剤は主に過酸化水素水がふくまれており、加熱することでシミ抜きの効果促進になります。
4.洗濯機で通常通り洗濯します

酸素系漂白剤に重曹を混ぜると、より強いアルカリ性になり肌を溶かす恐れがあるので、扱うときは注意してください。

今回紹介した方法ならば、悩み続けていた汗シミは解決につながると思います。ですが、家庭で出来る対策を紹介しただけでは、衣類すべてのシミが完全に取り除けるわけではありません。柄物のシャツなどを誤って白く染めてしまうことも考えられますので、不安があるもの、特に大切な衣類は専門家に任せることをお勧めします。

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