目立つワイシャツの襟汚れ!原因と落とし方は?


ワイシャツを着こなす上で、キレイでパリッとした襟元は大切なポイントです。

しかし、襟元は袖口や腹部と並んで汚れやすい部分でもあります。
今回は、そんなワイシャツの襟汚れの原因、そして汚れの落とし方を見ていきましょう。

そこで、毛布やシーツ、枕カバーなどについてしまった血液のシミを落とす方法をご紹介していきます。

▪️襟汚れの原因は?

汚れの原因は、毛穴から出る「皮脂」です。皮脂というと、顔や頭から出るものを思い浮かべることが多いですが、実は首からもかなりの量が出ています。
また、ワックスなどの整髪料が付着し汚れの原因になる場合もあります。これら皮脂を中心とした汚れが酸化することで、茶色や黒色に変色するのです。

皮脂汚れは時間が経つにつれ酸化し、衣類の繊維の奥に絡みついていきます。そのため、脂肪を分解する酵素が入った洗剤でなければキレイにならなくなってしまうのです。この時点でも頑固な汚れですが、これをさらに放っておくと、酸化は進み汚れは黄色に変色します。

ここまでくると、ご家庭でキレイにするのはかなり難しくなってしまいます。

▪️重曹とクエン酸で汚れを落とそう!

水回りを中心に、家庭のお掃除でも重宝する重曹とクエン酸。ワイシャツの汚れ落としにも効果を発揮してくれます。以下で使い方を見ていきましょう。

まず500mlのお湯に重曹を大さじ2杯溶かしましょう。こうしてできた溶液をワイシャツの襟汚れに塗ってください。2分経ったら、ブラシで汚れをこすります。汚れが酷い場合、5分ほど置いて今度はクエン酸溶液(お湯500mlにクエン酸大さじ1杯)を塗ります。それから2分後に再びブラシでこすりましょう。そのあとは、いつものように洗濯機で洗濯すればOKです。

重曹、クエン酸共に、スーパーや100円ショップで入手できます。ブラシは使い古しの歯ブラシでもOKです。

また、酢やレモンにもクエン酸が含まれているため、これらを使ってもかまいません。

▪️汚れをつきにくくするには?

汚れを落とすだけでなく、そもそも汚れをつきにくくするためにはどのような方法があるのでしょうか?1つ目に「洗濯のり」があります。

洗濯のりで襟元をコーティングすることで、軽度な汚れは洗濯ですぐに落ちます。ただし、首元はパリッとした仕上がりになるため、ゆるやかな着こなしをするイタリアンシャツ、アロハシャツなどには合いにくいかもしれません。

襟袖用の洗剤も市販されているので、そういったものを活用するのも良いでしょう。そういったコーティングをする余裕もない場合、漂白剤につけおきするのも1つの方法です。

意外と見られているワイシャツの襟元。汚れやすい部分ですが、コーティングをしたりクエン酸、重曹といったアイテムを使うことでキレイにすることができます。それでも落ちない頑固な汚れがあるときは、信頼できる洗濯のプロに相談してみましょう。

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