衣替え前に知っておこう! 衣類のダニ対策・駆除方法


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衣替えはただ服を入れ替えるだけでなく、衣類に潜む「ダニ」の存在に注意しなくてはなりません。

収納時にできる対策法や、衣類についてしまったダニの駆除方法をご紹介します!

▪️収納時のダニ予防法

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■片付ける衣類は必ず洗濯をする
収納する服は必ず洗濯をしてから、タンスにしまいしましょう。これは服に潜むダニを洗い流すと共に、皮脂汚れやフケなどを落とすためです。衣類のダニは、私たちが分泌するたんぱく質を主な餌として繁殖します。そのため、あらかじめ汚れを落としておけば、ダニの繁殖を防ぐことができるのです。

■洗濯後はしっかり乾燥させる
ダニは湿気が多いと繁殖率が高まります。洗濯後に半乾きのままでは衣類も傷みますし、ダニの格好の住処となってしまうでしょう。一つでも湿っていれば他の衣類にまで影響が及んでしまうので、全てをしっかりと乾燥させることが大切です。収納時にはタンス用の防虫剤を入れて、さらにダニの繁殖を防ぎましょう。

▪️タンスの中のダニ対策

片付ける衣類の準備をしている間に、タンスのチェックもしておきましょう。一見汚れていなくてもホコリが溜まり、ダニが潜んでいる可能性があります。片付ける衣類をいくら清潔にしても、タンスに潜んでいたダニが服に移り住み、繁殖してしまう恐れがあるのです。そうならないために、衣替え時にはタンスの中の掃除も同時に行いましょう。

■タンスの中の掃除手順
1.掃除機を「強」にして隅々まで吸い込みます。特に引き出しの角にはダニやほこりが固まっているので、入念に行いましょう。ブラシ付きのヘッドがあれば使用して掻き出します。

2.固く絞った布巾で水拭きをします。引き出しがプラスチックで取り外しができるようであれば、1を省いて洗ってしまってもOKです。汚れやほこりを取り除き、衣類に付着するのを防ぎましょう。

3.日干しをして乾燥させます。乾燥機があるなら、乾燥機に当てて乾かします。水気が全くない状態になったら衣類を収納し、衣替えを完了させましょう。

▪️衣類についてしまったダニの駆除方法

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薄手の衣類であれば、洗濯によって大半のダニを駆除することができます。タンスにしまっていた服にもダニがいる可能性があるので、洗濯をしてから着用するようにしましょう。

しかし厚手のもの、スーツなどの洗濯が難しい衣類は、家庭でダニを除去するには限界があります。定期的にプロに任せて、衣類に潜むダニを退治してもらいましょう。衣替え時はタンスにしまう前に頼むのがポイントです。

結果的に衣類を長持ちさせ、他の衣類への悪影響を防ぐことができますよ。

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