秋も深まり、すっかり肌寒い日が続くようになりました。皆さん衣替えはお済みでしょうか?
そろそろ暖かくてフワフワな羽毛布団を襖から出して、使う準備をしなければとお考えの方もいるかと思います。しかし、いざ襖から布団を出してみれば「仕舞うときには気づかなかったけど、シミがついてる!」なんて経験をしたことはありませんか?
本日はそんなことにならないように、羽毛布団についてしまった汚れをとる方法をご紹介します。
▪️ずは汚れることを防止する
羽毛布団を汚さないためにも、シーツやカバーをつけることをおすすめします。汚れ以外にも、臭いや擦り切れも防止できます。また、シーツやカバーでしたら頻繁に交換と洗濯が可能です。そして当然、羽毛布団を汚さないための一番の対策は、ジュースなどといった液体を近づけないことです。こぼしてシミにならないよう、布団の周りでは液体の入ったものは持ち運ばないようにしましょう。
▪️汚れてしまったら染みつく前に拭く
しかし、どんなに注意していてもうっかり何かをこぼしてしまうことは充分ありえます。
特に小さいお子さんやペットがいるご家庭では、お子さんが飲み物をこぼしたり、ペットが粗相をしたりすることもあるでしょう。そんなときは、急いで対処することで被害を最小限に抑えることができます。
1.すぐにティッシュペーパーや乾いたタオルなどを汚れた箇所にあて、水分を吸い取ります。
2.中性洗剤を薄めたぬるま湯にきれいな布を浸し、固く絞りましょう。
3.軽く叩いて汚れを布に移すようにします。その際に、決してこすらないでください。
4.洗剤が残らないように水拭きし、最後に柔らかい布で水分を取り、よく乾くまで日陰干しをしてください。
羽毛布団が汚れてしまったときの応急処置は、洋服のシミ抜きとほとんど同じなんです。慌てずに対処しましょう。
▪️ガンコな汚れはクリーニング店に任せる
上に記しました方法で、急な汚れへの対処は可能です。しかし、さらに頑固な汚れや寝汗などが原因でついた染みには有効ではありません。
それらの染みは、クリーニングで対処しましょう。大手布団メーカーなどによれば、羽毛布団を洗濯に出す頻度は3~5年に一度が望ましいと言われています。
クリーニングに出す際は、以下の事に注意してください。
1.羽毛が生地からはみ出す
2.羽毛が偏ってる
3.ボリューム感が減った
4.生地に傷みがみられる
5.キルティングや縫い目のほつれがある
これらの症状があるままクリーニングに出すと、布団へのダメージにつながります。しっかりとクリーニング店と対処法を相談しましょう。さらには、クリーニングに出す前に布団のタグを確認することをおすすめします。
▪️自宅で洗うよりかは専門店へ
羽毛布団は自宅でも洗濯することが可能です。ですが自宅で洗濯する場合、あやまって生地をダメにしてしまうかもしれません。
それらを予防し、キレイな仕上がりにするためにも、羽毛布団が汚れたらぜひクリーニング店に出しましょう。