
一見汚れてないように見えても、なぜかベタベタしてしまうカーペット。特に夏場の汗をかく時期は、ベタベタを感じやすいものです。
そもそもカーペットがベタつくのは、皮脂や汗が原因になっていることが多いのをご存知でしょうか?
ここでは、カーペットのベタベタを解消するためのお手入れ方法をご紹介します。
カーペットには髪の毛やホコリ、皮脂や汗など、さまざまな汚れが付着します。
その中でもっともベタベタの原因となり得るのが「皮脂や汗」です。
皮脂は絶えず皮膚から分泌されていますし、人が足の裏にかく汗は両足で200mlもの量になります。
裸足で過ごすことの多いカーペットには、こうした皮脂や汗が付着しやすく、2つの汚れが混ざり合うことでベタつきを感じるようになります。
カーペットのベタベタをキレイにするには、どうすればいいのでしょうか。
いちばん汚れが落としやすいのは、洗剤で水洗いをすることです。
カーペットが洗濯・水洗い可能なものであれば自分でも洗えるので、チャレンジしてみましょう。
◆事前準備
カーペットに掃除機をかけ、ホコリなどを落としておく。
◆洗濯機を使って洗う場合
1.洗濯機に水を張り、洗剤を規定量入れる
2.カーペットをくるくると丸め、洗濯機に入れる
3.大物洗い等のコースで洗濯する
4.風通しのよい場所で陰干しをしてしっかりと乾かす
◆手洗いする場合
1.浴槽にぬるめのお湯を張り、洗剤を入れる(入れすぎに注意)
2.カーペットを沈め、足で踏み洗いをする
3.洗剤がなくなるまで水で2~3回すすぐ
4.踏みながら水気を取って脱水し、風通しの良い場所で陰干しにする
皮脂や汗の汚れは酸性の汚れです。そのため、アルカリ性の重曹で掃除をすると効率よく落とせます。
重曹には消臭効果もありますので、ニオイも取れて一石二鳥ですよ。
◆準備するもの
・バケツ
・ぞうきん
・ぬるま湯 1L
・重曹 大さじ2~3
◆拭き掃除の手順
1.カーペットに掃除機をかけてゴミを取る
2.バケツに40℃くらいのぬるま湯と重曹を入れ、よく混ぜ溶かす
3.ぞうきんに重曹水を含ませ、しっかり絞ったらカーペットを拭いていく
4.しっかりと自然乾燥させる
拭き掃除をしたあとはしっかりと乾かしましょう。湿気が残っているとニオイやカビ、ダニが発生する原因となってしまいます。物干し竿などに干せば風通しが良くなるので乾きやすいですよ。
拭き上げたあとは汚れが取れてさっぱり、サラサラの質感がよみがえります。繊維や毛足のもつれがなくなり、手触りも良くなるでしょう。
また、重曹水を作ってスプレーボトルに入れておき、毎日就寝前などに吹きかけると、清潔さをキープしやすくなりますよ。

家族が集まるリビングや子ども部屋、ペットが暮らすご家庭のカーペットには汚れが溜まりやすくなります。
特に、素足で過ごすことが多い夏はベタベタになりやすいものです。
また、自分で洗えない場合やベタベタが取れない場合は、クリーニングのプロにお任せするのも手です。
ベタベタが気になったら何らかの方法でお手入れをして、清潔な状態をキープしましょう。