シャツの頑固な汗ジミを取る3つの必殺テクニック!


 

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皆さんは「シャツを着ようとしたら、首周りや脇に黄色いシミが……」という経験はありませんか? このシミは、いわゆる「汗ジミ」かもしれません。
汗ジミは頑固な汚れとして生地に残りやすいですが、工夫をすれば自宅でも落とすことができますよ。
ここでは、シャツの頑固な汗ジミを落とす方法をご紹介します。

シャツの汗ジミを落とす3つの方法は?

汗ジミは主にわきの部分にできやすいシミです。
わきに集中している「アポクリン腺」から分泌される汗は、皮脂やタンパク質などの黄ばみを発生させやすい物質を含んでいます。また、汗そのものに色素が含まれていて、黄ばみとして残りやすい性質もあります。

汗ジミを落とすには、汗に含まれる「皮脂」を取り除くのがポイント。
ここでは汗ジミを落とす方法を○つご紹介しますので、順に見ていきましょう。

①中性台所用洗剤やクレンジングオイルでシミ抜き

汗ジミを抜くには「中性の台所用洗剤」や「クレンジングオイル」を使うと効果的です。

◆シミ抜きの手順
1.たらいなどに40℃のぬるま湯を張る
2.汗ジミ部分を濡らしたら、中性台所用洗剤(クレンジングオイル)をつける
3.やさしく揉み洗いをしながらなじませる
4.容器に張ったぬるま湯ですすぐ
5.洗濯機で通常どおり洗濯し、干す

②酸素系漂白剤でつけ置き洗い

時間が経って中性洗剤だけでは落ちない汗ジミには、酸素系漂白剤と洗濯用洗剤を使った“つけ置き”がおすすめです。ダブルパワーで効率的にシミ抜きができます。

◆つけ置きの手順
1.たらいに40度前後のぬるま湯を入れ、酸素系漂白剤(10~20ml)を加えて溶かす
2.汗ジミ部分に洗濯用洗剤を塗布する
3.1.の漂白液に10~20分程度つけ置きをする
4.洗濯機で洗って干す

汗ジミが落ちたシャツは、すっきりとした美しさが復活します。汚れた部分を気にすることなく、気持ちよく着られますね。

➂重曹とクエン酸でシミ抜き

重曹とクエン酸の化学反応でシミ抜きをする方法もあります。
重曹は少量の水を加えてペースト状にし、クエン酸は水に溶かして使用しましょう。

◆シミ抜きの手順
1.汗ジミの部分にスチームアイロンで蒸気を当てて温める
2.重曹ペーストを汗ジミ部分に付けたら、クエン酸水をスプレーする
3.泡が発生するので、古歯ブラシなどでこする
4.通常どおり洗濯し、干す

シャツの汗ジミを抜くときの注意点

つけ置きに使う酸素系漂白剤は、色柄ものの漂白にも適しています。
ただし、シャツの素材や染料によっては、色落ちを起こすことも。不安な方は、シミ抜き前に色落ちしないかチェックしておくと安心です。
(綿棒に漂白剤を染み込ませ、目立たない場所に塗布し、数分置いてチェックします)

シャツの汗ジミは「できる前」が大切。予防対策もしよう!

シャツに汗が染み込んで時間が経つと、汗ジミができやすくなります。
シャツを着たら必ず洗濯してから保管するとともに、汗用パットや汗ジミ防止スプレーなどを使用し、シミになるのを防ぎましょう。汗ジミを防いでくれる肌着を着るのも効果的ですね。

また、特に頑固な汗ジミを落とす場合には、無理は禁物です。強引に落とそうとすると生地を傷めてしまうことがあります。手に負えないと思ったらクリーニング専門店に依頼し、プロにお任せしましょう。

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