犬がカーペットにおもらし! 尿のニオイを取る方法とは


 

犬がトイレに失敗して、カーペットにおもらしをされてしまった……。このようなケースは犬を飼っているとよくあることではありますが、どうしても衛生面やニオイが気になりますよね。
ここでは犬がカーペットにおもらしをしたときの応急処置やシミ取り方法、ニオイ消しの方法をご紹介します。

犬がカーペットにおもらし! 応急処置は?

犬がおもらしをしたあとにそのまま放置すると、ニオイが取れにくくなってしまいます。カーペットにおもらしをされたら、丸洗いが可能なカーペットの場合は速やかに丸洗いをしましょう。

洗えない素材のカーペットや、夜間などですぐに洗えない、重い家具があって動かせないなどの場合は、できる限り早く尿を吸い取ることが大切です。

カーペットの尿を取り除く手順

1.カーペットが持ちあげられる場合は、おもらしされた部分の下に乾いたタオルや新聞紙を敷く
2.上から乾いたタオルで水分を吸い取る
3.水分が取れたら、天日干しもしくはドライヤーで乾かす

おもらしをされたときは裏面まで染み込んでいないか確認し、しっかりと水分を吸い取って生地に尿が残らないようにしましょう。

おもらし後の尿のニオイを取る方法は?

おもらしされたときに気になりがちなのが、強いアンモニア臭ですよね。
アンモニアはアルカリ性ですので、酸性のミョウバンで中和してニオイ消しをしましょう。

ミョウバン水でニオイを取る方法

ミョウバンには除菌・消臭作用があり、尿のイヤなニオイをすっきり取ってくれます。

【用意するもの】
・焼きミョウバン……15g
・水……450ml
・スプレーボトルなどの容器

水に焼きミョウバンを入れて混ぜ溶かし、スプレーボトルに入れればOKです。
焼きミョウバンは溶けるまでに時間がかかるので、あらかじめ作って常備しておくといいでしょう。

ニオイを取るには、おもらしされた部分にミョウバン水をスプレーして濡らし、乾かすだけでOKです。ニオイが取れない場合はもう一度吹きかけ、再度乾燥させてみましょう。

尿が原因でカーペットにできたシミを取る方法は?

カーペットが乾いたあとにシミが残ってしまった場合は、お湯と酸素系漂白剤を使ったシミ抜きを試してみましょう。酸素系漂白剤には除菌・消臭効果もあるので、お漏らし後のケアにぴったりなのです。

おもらし後のシミを取る方法

【用意するもの】
・50℃のお湯1L(熱湯と水を1:1で割ると約50℃になります)
・粉末タイプの酸素系漂白剤 大さじ2から3
・タオル3~5枚

【手順】
1.お湯に酸素系漂白剤を溶かしてシミ抜き液をつくる
2.タオルにシミ抜き液をつけ、少し絞ったらおもらしのシミ部分を叩き拭きし、1~2時間ほど置いておく
3.乾いたタオルでシミ抜き液を吸い取ったら、水で濡らしたタオルでトントンと水を含ませ、再び乾いたタオルで押さえて水気を取る
4.3の工程を2~3回ほど繰り返したら、仕上げに乾いた綺麗なタオルを乗せ、上から押さえて水分を取る
5.天日干しもしくはドライヤーで完全に乾かす

酸素系漂白剤はお湯で溶かすことで効果がアップします。
シミが取り切れない場合は初めの工程から繰り返していくと、どんどんシミが抜けていきますよ。

犬がカーペットにおもらしをしたら、早めの対処を!
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犬は悪気がなくてもおしっこを漏らしてしまうことがあります。特にトイレトレーニング中の子犬や老犬は、トイレのハプニングが付き物です。
おもらしをされてしまった場合にすぐ対処できるよう、タオルやミョウバン水など“カーペットのケアセット”を用意しておくと安心ですね。
もし自分で対処しきれない場合は、クリーニングのプロに相談してみましょう。

詳しくはこちらから