梅雨シーズン、羽毛布団の適切なお手入れ方法とは


 

羽毛布団は定期的に干すことでふっくらとした質感が長持ちします。しかし梅雨は雨が降り続くことも多く、外干ししたくても布団を干せない状態が続きやすいものです。
今回は、梅雨シーズンに知っておきたい「羽毛布団のお手入れ方法」をご紹介します。

梅雨の羽毛布団は湿気が大敵! どんなお手入れをすべき?

ジメジメとした梅雨は羽毛布団の湿気をなるべく溜めないことが重要です。湿気が溜まりすぎると羽毛布団にニオイが生じたり、カビが生えたりといったトラブルに発展することもあります。
では、一体どのようなお手入れをすればよいのでしょうか。

起きたあとの羽毛布団は、寝ている間の汗を含んで湿気たっぷりの状態。そのため、すぐに畳むと湿気がこもってしまいます。湿気を吸いやすい“裏側”を上にして広げて湿気を放出させてから畳みましょう。

また、羽毛布団は定期的に干して湿気を取ってあげることが大事です。
外干しができればベストですが、もし雨の日が続くようなら“室内干し”で湿気を取りましょう。

■羽毛布団を室内干しする方法

①窓を閉めて外の湿気が入らないようにする
②イスや布団干しなどに羽毛布団を掛ける
➂除湿モードのエアコンや除湿器を使い、湿気を取っていく
(サーキュレーターや扇風機で風を循環させるとより効率的です)
④十分に湿気が取れたら、畳んで押し入れなどに片付ける

こうすることで羽毛布団の湿気が抜け、ふんわり感が復活します。
また、湿気を抜くとカビやダニ、ニオイの予防に効果的です。喘息持ちの方やアレルギー体質の方は体調不良の予防にもなりますので、定期的に干すようにしましょう。

布団乾燥機を使う方法

羽毛布団を干す場所がない場合は、布団乾燥機を使って湿気を逃がす方法も。
ただし羽毛布団は高温に弱いので、70℃以下の温度に設定するか、布団乾燥機の乾燥シートと布団の間に毛布などを挟むといいでしょう。
羽毛布団から出た湿気が部屋にこもりやすいので、換気をしながら布団乾燥機を回すようにしてくださいね。

羽毛布団を長持ちさせるためのポイント&注意点

羽毛布団は月に1回程度外干しをすると、ふんわり気持ちよい質感をキープできます。
良く晴れた日の昼間に、日陰で片面1時間ずつを目安に干してあげるとふんわり感が復活しますよ。

場所が取れず日陰干しが難しい場合は、布団カバーをかけて片面30分~1時間ずつ干せばOK。
取り込んだあとは軽く掃除機掛けをして、ダニやホコリなどを吸い取りましょう。

ただし、雨が降った翌日は外干しを控えたほうがよいでしょう。雨の翌日は晴れていても湿度が高く、羽毛布団が余計な湿気を吸ってしまうからです。

また、羽毛布団だけではなく「布団カバー」にも要注意です。布団カバーが汚れているとそこから雑菌やカビ、ダニなどが繁殖し、不衛生な状態になってしまいます。布団カバーはこまめに洗濯をするようにして、清潔さをキープしましょう。

梅雨こそケアが大事! ふかふかの羽毛布団で眠ろう
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しとしとと長雨が続きやすい梅雨は、羽毛布団などの寝具に湿気が溜まりやすくなります。湿気が多くなればなるほどニオイやカビ、ダニなどの問題が出やすくなりますので、こまめなケアを心掛けましょう。

もしこまめにお手入れをしてもニオイが減らなかったり、カビができてしまったりした場合は、クリーニング店に相談してみるのも良い方法です。羽毛布団の洗浄をすることでふっくら感が復活し、ニオイ・カビなどのトラブルを解消することができますよ。

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