ダウンコートは圧縮OK? メリットやデメリットを紹介


 

ダウンコートは圧縮OK? メリットやデメリットを紹介1

保温性の高いダウンコートは今や冬の定番アイテムとなり、デザイン性も豊富に出ていることから、2~3着以上持っている方も多いと思います。一方でダウンコートは収納にかさばるため、シーズンオフには圧縮袋を使用している方もいるかと思います。
しかし、本当に圧縮をして保存をしてもいいものなのか、疑問に思っている方も多いでしょう。
圧縮袋での収納はダウンコートに適しているのかどうか、圧縮袋でダウンコートを収納するメリットとデメリットについて解説いたします。

ダウンコートを圧縮収納するメリット

ダウンコートを圧縮収納すると一気にかさが減るので、収納に必要な場所を取らずコンパクトに保管ができるのが大きなメリットといえます。
また、ダウンコートのなかには、たっぷり空気を含んだダウンフェザーが入っています。空気の中には必ず湿気が含まれているため、そのまま収納してしまうとカビや臭いの原因になってしまいます。圧縮袋での収納は、圧縮することで空気を抜くことができるので、カビの予防やダニの発生を防ぐことができるというメリットもあるのです。

ダウンコートを圧縮収納するデメリットは?

ダウンコートの圧縮収納は、ダウンの中の空気を抜いてコンパクトになるため、圧縮袋から出すと空気が入って元通りになると考えがちです。しかし、一見元通りになっているように見えても、実は元通りにはなっていないケースが多いもの。
ダウンコートの中のダウンフェザーはダウンコートの表布を破らないと見えませんが、中のフェザーは圧縮袋で空気を抜いてカチカチにすることで、折れたりよれたりしてしまいます。フェザーが一旦折れたりしてしまうと、圧縮する前のふわふわ感は元に戻らないのです。

また、ダウンコートの素材によってはシワがついてしまいやすいものもあります。シワはスチームアイロンをかければ取れますは、ダウンコートはアイロンがかけられないため、なかなかシワが取れないのです。

ダウンコートの正しい収納方法
ダウンコートの正しい収納方法

ダウンコートの収納で大切なのは、収納する前に汚れをしっかり取り除き、ダウンフェザーの形を維持できる状態で湿気から守ることです。
まずはクリーニングに出し、戻ったら不織布の袋に入れて、なるべく湿気の少ない場所で吊り下げて収納するのがよいでしょう。
吊り下げるスペースがない場合は、衣類用の収納ボックスや収納袋に畳んで入れ、ダウンフェザーを潰し過ぎない程度に空気を抜いて入れます。湿気が溜まらないように乾燥材を一緒に入れておきましょう。

ダウンコートの中には、保温性を維持する大切な役割をしているダウンフェザーが詰まっていることを、保管の際にも忘れないようにしたいものですね。

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