家事や育児に追われ、ついうっかりセーターを洗濯機に入れてしまい縮んでしまった…なんて経験はありませんか?
「もうダメだ」「クリーニング店へいこう」と考えている方はちょっと待ってください。
自宅で簡単に縮んだセーターを元に戻す方法があるんです!
今回は、素材ごとの原因から解決策まで丁寧に解説します。
縮んだセーター…その原因は?
セーターが縮んでしまう基本的な原因は、水と洗剤です。
ですがセーターの素材によって微妙に原因は異なってくるので、違いも含めて説明します。
カシミヤ・ウールの場合
カシミヤ・ウールは密度が高く軽いことが特徴で、とてもデリケートな素材となっています。
衣類は基本的に洗濯機などで洗ったりして水に触れると、濡れた部分を乾かそうと衣類のキューティクル部分が広がります。
この広がりが問題で洗濯機内で服同士が摩擦を起こした際にキューティクルが絡み合ってしまいます。
言うなればシャンプーを使用した後のゴワついた髪の毛と同じ状態です。
これが原因でそれぞれ独立していた線維がギュッとひとまとまりになり縮んでしまうという訳です。
さらに洗剤が付着し油分が取り除かれることで、より縮みゴワついたものになってしまいます。
レーヨン・ポリエステルの場合
レーションは水にとても弱い特徴を持っています。
水を吸収すると繊維が大きく膨張・湾曲化していき、形が変わったりサイズが縮む原因となります。
自宅にあるもので簡単に縮んだセーターを戻す方法
セーターが縮んだ状態はつまり繊維が絡み合っている状態なので、繊維をほどいてあげることで元通りにすることができます。
「アイロンのスチーム機能」で解決!
軽い縮みはアイロンのスチーム機能で解決できます。
アイロンから出る熱が繊維を伸ばしてくれるので、縮みが解消されます。
<やり方>
- 縮んだ箇所を広げてアイロン台に乗せる。
- アイロンをくっつけないように浮かせながらスチームを当てていく。
- 熱がこもったセーターを元の形に戻すように引き伸ばしていく。
- 熱を含ませすぎるのも良くないので、最初はスチームを軽く当てながら調整していきましょう。
「柔軟剤」で解決!
今すぐに戻したい場合には柔軟剤がおすすめです。
繊維の軽みを軽減しゴワついた表面をなめらかにすることで、縮みの改善が期待できます。
<やり方>
- 洗面器に40℃ほどのお湯と柔軟剤を少量入れて、よくかき混ぜる。
- 軽くたたんだセーターをお湯に浸す。
- ぬめりを取るようにすすぎ、丁寧に伸ばす。
- 元の形のまま日干しし乾いたら完了。
「トリートメント」で解決!
セーターが縮んだ状態はいわば髪の毛がゴワついている状態です。
トリートメントやコンディショナーで繊維をコーティングしてあげることによって縮みを改善できます。
特に「ジメチコン」や「アモジメチコン」というシリコンが入ったものが効果的なので、ご自宅にある成分表を確認してみて下さい。
<やり方>
- 洗面器に40℃ほどのお湯とトリートメント1プッシュ分を入れて、よくかき混ぜる。
- 軽くたたんだセーターをお湯に浸す。
- 染み込ませるように軽く揉みすぐに取り出す。
- タオルを敷いた上で元の形に戻るように整える。
- 元の形が崩れないように日干しして乾かせば完了。
ここで注意点が…
上記で挙げたトリートメントを使用する方法は、良く紹介されている効果的な方法なのですが、「逆に縮んでしまった」「変わらない」というご意見も多数存在します。
その原因はトリートメントが「ノンシリコン」だということです。
繊維をほどいてくれる成分はシリコンであり、それが含まれていないトリートメントでは逆に悪化する恐れがあります。
そもそも縮ませない方法・予防対策
縮んだ服を完璧に元に戻すことはできません。
なので、服を長持ちさせるためには、予防策が必要不可欠です。
予防策をマスターしお気に入りの服を長生きさせましょう!
「洗濯タグ」は絶対確認!場合によってはクリーニング店へ
洗濯タグを確認しないで洗濯機で洗うのは危険です。
タグには水洗い不可のマークがついていることがあり、その場合はご自宅での洗濯を避けクリーニング業者に持ち込んでください。
乾燥機はNG!
乾燥機で乾かすことも非常に危険です。
乾燥機では熱風を吹き当てながら乾かすので、繊維が熱で収縮する可能性があります。
縮まない洗い方
正直に言うと洗濯機を使用する限り服は痛み、縮んでいきます。
なので、洗濯の仕方を「オシャレ着用の洗剤で手洗い」に変えることで服の縮みを予防できます。
<やり方>
- 「オシャレ着用の洗剤」とお湯を洗面器で混ぜる。
- 汚れが落ちるまで手のひらで洗う。
- ぬめりが取れるまで水ですすぐ。
- 数分洗濯機の脱水で水分を取り日干しすれば完了。
駄目だったら業者へ
自宅で縮んだセーターを元に戻すには限界があります。
上記の方法を試して駄目であったら、宅配クリーニング業者にお任せすることをおすすめします。
宅配クリーニングとは、クリーニングしてほしい衣服を店舗に送るだけで、自宅にクリーニング後の衣服が届くサービスです。
クリーニング屋とは違い実際に店舗に出向く必要がなく、日ごろ忙しく時間がない方にはうってつけのサービスとなっております。
ここでは是非1度試してほしい宅配クリーニング業者を3つご紹介します。
リネット
リネットの特徴は24時間いつでもクリーニングを頼めることです。
仕事で帰りが遅くなった深夜でも出勤前の早朝でもいつでも対応してくれるので、非常に人気の業者です。
使いやすさにもこだわっており、WEBやアプリで簡単に申込から受け取りまでを行うことができます。
とても信頼できる
お手ごろな値段だからハードルが低い
最短で届くと騙された…
クリーニングパンダ
クリーニングパンダの特徴はその技術にあります。
創業66年で培ったスキル・ノウハウを用いてどんなお悩みも解決してくれます。
他にも送料無料、15か月間保管料無料、シミ抜き無料、ボタン付け無料、毛玉取り無料といった計12ものオプションサービスがあり、満足度が高いと人気の業者となっております。
仕上がりがキレイ
クリーニング可能な服の種類が多い
紛失があった
クリコム
クリコムの特徴はお客様の安心を第一に考えている事です。
独自のコンピュータで24時間管理された溶剤をクリーニングに使っているので、安心安全できる仕上がりになります。
シミ抜きに力を入れているので、除去率は驚異の98.1%となっており年間実績は3000件以上にのぼっています。
シミ消し技術がとにかくすごい
リーズナブルで頼みやすい
送料が高い…
まとめ:クリーニングに行く前に、まずは自分で試してみよう!
いかがでしたでしょうか?
今回はセーターが縮む原因とその解決策についてご紹介しました。
お気に入りの服が縮んでしまった、という経験は誰しもあることです。
縮んだ服を自宅で簡単に戻す方法はあるので、「もうダメだ」「クリーニング店へいこう」と考えずに騙されたと思って上記の方法を試してみてください。