洗濯お役立ちコラム

洋服ブラシは必要?具体的な使い方・用途に合わせたオススメのブラシを徹底解説!

洋服ブラシ,使い方

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皆さんは、「大事な洋服」をどのように手入れしていますか?

クリーニングに出したり、毎日アイロンをかけたりしている方もいらっしゃると思います。

現在着られている洋服は昔より、洋服ブラシによってお手入れが行われてきました。

しかし、着物文化のあった日本ではそこまで洋服ブラシでのお手入れの文化が浸透しませんでした。

実際に、「聞いたことはあるけどどのように使えばいいか分からない」「自分の着ている服に洋服ブラシをかけてもいいのか」という方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では洋服ブラシの使い方・役割から、洋服生地に合わせたブラシの選び方まで徹底解説していきます。

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洋服ブラシの役割・必要性

洋服のお手入れと聞いたときにみなさんはどんなことを思い浮かべますか?

ドライクリーニング、洗濯、アイロンなどなどが上がるのがメジャーだと思います。

なぜ今回「洋服ブラシ」を紹介するのか説明していきます。

なぜ洋服ブラシは必要なのか

洋服ブラシの最も大事な役割は、「洋服の状態を保ち、洋服の寿命を伸ばす」というところにあります。

ここでは、洋服ブラシの役割と必要性について見ていきましょう。

汚れ(ホコリ・花粉)を落とす

外から帰ってきた洋服には目には見えない汚れがたくさんついています。

「織」によって作られた洋服の生地は、放っておくと簡単に汚れが蓄積してしまい、取れにくい汚れになってしまいます。

毎日ブラッシングを行うことによって、表面の汚れだけでなく、生地の内側の汚れまで落とすことができ、汚れの蓄積を未然に防げます。

繊維の目を正しい流れに整える

洋服の生地には必ず繊維の目というものがあり、これは洋服の着用によって、だんだんと乱れ、繊維同士が絡まっていってしまいます。

皆さんも新品のセーターがだんだんとくたびれていく経験をしたことがあると思います。

この原因となるのが「摩擦」です。

摩擦によって今まで繊維の目に沿って流れていた繊維が立ち上がり、それらが絡まってしまいます。

これらの繊維の絡まりが雪だるま式になっておこるのが「毛玉」です。

洋服ブラシは、繊維の流れを整えてあげることによって毛玉の発生をふせぎます。

また、繊維の流れが一つの方向にしっかりと流れることによって、洋服本来の輝きを維持できます。

繊維に空気を流す

洋服をたたんでしまっておいて、いざシーズンになって取り出した時に洋服がつぶれて型崩れしてしまった経験はありませんか?

これは畳んだことによって、服に空気が通らず繊維がつぶれてしまったことによって起こります

ブラッシングによって空気を繊維にまで通してあげることによって、繊維が本来の質感にもどり、服全体がふわっとした状態をキープし、型崩れの発生を防ぐことができます。

洋服ブラシの具体的な使い方

洋服ブラシを使ったお手入れ方法をご紹介します。

お手入れ方法
  1. ブラッシングする衣類をハンガーにかける
  2. 繊維の目と逆方向にブラッシングして汚れを浮かせる
  3. 繊維の目に沿ってブラッシングして汚れを払う
  4. 服全体をブラッシング

に分かれています。

手順ごとのポイントを解説していきます。

ブラッシングする衣類をハンガーにかける

まずは、ブラッシングをしやすいように洋服をハンガーにかけましょう。

洋服の型崩れを防ぐためには、ただかけるだけの細いハンガーよりも、着用した時のシルエットをそのまま残すことができるような、厚みのあるハンガーを用いるのがおすすめです。

ハンガーにかけることができない手袋やマフラーは、少し大きめの机においてブラッシングを行いましょう。

繊維の目と逆方向にブラッシングして汚れを浮かせる

普段の生活では洋服や生地の上に汚れが最も多いです。

この状態で繊維の流れに沿ってブラッシングをすると、繊維のより深くに汚れが入ってしまい、さらに取りにくくなってしまいます。

最初は繊維の目とは逆にブラシをかけて汚れを浮かします。

ポイントは、強く力をかけてブラッシングするというよりも、手首のスナップを生かして、さっと払う感覚でブラシをかけてあげることです。

繊維の流れは洋服の表面を触ったときにつるつるしていると感じる方です。

逆にざらざらとしたような感覚があった際には繊維の流れに逆らっていることになります。

繊維の目に沿ってブラッシングして汚れを払う

次に繊維の表面に浮かせた汚れを払って落としていきます。

ひとつ前の段階で汚れを浮かせたときに、繊維も立ち上がっています。

この状態で強くブラシをかけてしまうと繊維同士が絡まってしまうので、先ほどと同じように「払う」感覚でブラシをかけていきましょう。

服全体をブラッシング

最後に繊維の目に合わせて、大きくブラシをかけていきます。

空気を含ませるようにブラッシングを行うと繊維に空気が通り、よりふっくらとした本来の質感を取り戻すことができます。

これらのブラッシングが終わったら消臭スプレーなどのいつも通りのお手入れを行ってクローゼットに戻しましょう。

洋服ブラシの種類

洋服ブラシにも、天然繊維化学繊維などさまざまな種類があります。

使用する洋服や、シーンに合わせて洋服ブラシを選んでいきましょう。

馬毛

洋服ブラシの毛には天然素材と化学素材があります。

特徴としては、天然素材は適度な油分と水分を含んでいることによって、静電気が起こりにくいというものがあります。

これによって、セーターなどを着た時の静電気によるあの「ビリッ」が起こりにくくなるだけでなく、繊維同士が静電気の影響を受けにくくなり、きれいに流れることによって質感もふんわりとしたものになります。

馬毛は、毛質がやわらかくきめ細かいのが特徴で、デリケートな素材にも安心してブラッシングできるのが特徴です。

あらゆる素材にブラシができる万能なブラシです。

豚毛

天然素材の豚毛は、ハリやコシがある少し硬めの毛質になります。

コートやスーツなど折り目が細かく詰まった生地に向いています。

豚毛の中でも、白豚毛は黒豚毛よりも柔らかく、デリケートな素材にも利用することができます。

エチケットブラシ

洋服の寿命を長くすることを目的に用いる毛によるブラシとは違い、表面のホコリを吸着させ手入れするブラシになります。

持ち運びがしやすいため、外出用としての利用をおすすめします

コロコロ

コロコロもまた、エチケットブラシと同じように表面の汚れをとるためのものになります。

特に少しきめの粗さにかかわらず、汚れをまとめてとることにたけているのが特徴です。

しかし、エチケットブラシも、コロコロも、洋服の寿命を伸ばすという点においては不向きなので、そこを念頭に置いたうえで利用していきましょう。

衣類の生地に合わせたブラシの選び方

洋服ブラシは水洗いできないスーツやニット、ジャケット、などのお手入れにも活用することができます。

ここでは素材に合わせたブラシの選び方について紹介します。

カシミヤ

コート、マフラー、セーター、スーツ、着物など硬い素材から柔らかい素材まで、様々な洋服に利用されている「カシミヤ」。

このカシミヤには、万能タイプの馬毛の洋服ブラシをおすすめします。

ウール

動物繊維の中でも最も多く使用されているウール。

コート、マフラー、セーター、スーツにも多く利用されています。

このウールには、馬毛の中でも白馬毛の特に柔らかい洋服ブラシをおすすめします。

スーツ

紳士服スーツの高級素材などには馬毛の洋服ブラシをおすすめします。

やわらかい毛質で、きめの細かい素材にも対応できます。

ブラッシングにおける注意点

洋服のお手入れをするブラシが汚れていては質の高いケアができません。

ここではブラッシングにおける注意点について紹介していきます。

ブラシのお手入れ

ブラッシングをしていく中で汚れを落としているうちに、ブラシの毛の奥にも汚れがたまっていってしまいます。

その状態でブラッシングを行っても逆に汚れを移してしまうことになりかねません。

洋服ブラシの奥の方にたまってしまった汚れなどは、串などを用いてしっかりと表面まで浮かし、定期的に汚れを取ってあげましょう。

ただし、ブラシのお手入れで「水洗い」は厳禁です。特に、天然毛を使ったブラシは無図に弱いものが多いので、水を含ませて硬く絞った布で手入れを行うなど、水分には注意しましょう。

また、ブラッシングをする際に持つハンドル部分も木製などの場合は水分に注意しましょう。

そりが出てしまったり亀裂が入ることがあります。

ブラシの保管方法

ブラシの毛を上に向けた状態で長時間おいておくと毛の隙間や、表面に汚れが蓄積していきます。

ブラシを使い終わった後には、クローゼットのフックにかけるか、ブラシ専用の収納袋などにしまっておきましょう。

また、上向きにおいておきたい場合は、毛の上に布などをかけてホコリが蓄積しないように心がけましょう。

今話題の無印の洋服ブラシもおすすめ!

今話題の無印良品の洋服ブラシ、毛は天然素材の豚毛を使用しており、ハンドル部分も天然木のブナをつかっています。

非常に使用感もよく値段も税込み690円であることから、口コミが良く話題になっております。

どの洋服ブラシを使っていいかわからずなかなか洋服ブラシに手が出ない方にはぜひおすすめです。

洋服ブラシを使ってワンランク上の私生活へ

今回の記事では、洋服ブラシの必要性から、素材に合わせたブラシまで紹介させていただきました。

洋服は毎日身に着けるものだからこそ、整えることで生活全体の質を上げられると思います。

大切な洋服の寿命を伸ばし、清潔かつキレイな状態で楽しむためにも、ぜひブラッシングを生活のルーティーンに組み込んでいきましょう。

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