
自宅でスニーカーを洗っている方は多いですよね。しかし中には、間違った方法で洗ってしまって、型崩れや色落ちが起きてしまった……という方も見かけます。
今回は、スニーカーを傷めてしまう“NGな洗い方”を4つご紹介します。正しい基本の洗い方と合わせて要チェックです!
スニーカーの洗い方にはNGな方法がいくつかあります。中には、ついうっかりやってしまいそうなものも……。
ここではNGな洗い方を4つご紹介します。
①洗濯機で洗う
洗濯機でスニーカーを洗うと、型崩れや接着剥がれが起きやすくなるので、スニーカーの寿命を縮めることになってしまいます。コインランドリーに設置してあるスニーカー用の洗濯機ならまだしも、家庭用の洗濯機ならなおさら失敗する確率が高くなります。面倒でも手で洗いうのがおすすめです。
②油性のシミを丸洗いする
食べ物や飲み物などの油性のシミを落とす際、いきなり水洗いをするのはNGです。水で油分が伸びて繊維に入り込み、頑固なシミになってしまうことがあります。
油性の汚れが付いたときは、中性洗剤をつけて歯ブラシで軽くこすり、油汚れを浮かせてから水ですすぐのが正しい洗い方です。
③スエードやレザーのスニーカーを水洗いする
スエード素材やレザーのスニーカーは、水洗いができません。にもかかわらず、水洗いをしてしまうと生地を傷めてしまうことに……。
これらの素材のスニーカーを荒い場合は、スエード・レザー専用クリーナーを使いましょう。
④ゴシゴシこする
汚れを落とそうとしてブラシでゴシゴシこするのはNGです。生地が傷んでしまい、風合いや光沢を損なってしまいます。また、傷ついた部分に汚れが付着しやすくなってしまい、結果的に寿命を縮めることにもなりかねません。
スニーカーを洗うときは素材によって洗い方を変えましょう。どの素材でも、あらかじめ靴紐やインソールを外してから作業をおこなってくださいね。
キャンバススニーカーの場合
水洗いができるキャンバススニーカーは、ブラシで泥や砂などを落としたあと、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸けてから洗っていきます。汚れがひどいところは、ブラシに洗濯せっけんをこすりつけてからやさしくこすり洗いをすると落としやすくなります。その後よくすすぎ水気を切ったら、風通しのよい場所で半日~1日ほどかけて乾かしましょう。
合成皮革のスニーカーの洗い方
合成皮革のスニーカーは水洗いができるものもありますが、スニーカークリーナーを使うのがおすすめです。
使い方は、ブラシで砂を落としたあとにクリーナーを吹きかけて洗い、タオルでふき取って乾かすだけです。
素材の劣化を防ぎながら簡単に洗うことができますよ。
スエード、レザーのスニーカーの洗い方
スエードやレザーのスニーカーは専用のクリーナーを使用します。洗い方は合成皮革の手順と同様です。
このとき一気に全体を洗うのではなく、部分ごとに洗ってふき取る、洗ってふき取る……というふうに進めていくことがポイントです。こうすることでクリーナーが生地にしみこみにくくなります。

スニーカーの汚れはシミやカビなどの原因になることもあり、定期的に洗ってあげることが大切です。しかし、スニーカーは思いのほかデリケート。スニーカーを洗うときは、NGな洗い方で傷めないように注意しましょう。
また、汚れが思うように落ちなかったり、洗えない素材だったりする場合は、スニーカークリーニングのプロにお願いするという手もあります。専用の洗剤と設備で隅々まで汚れを落としてくれるので、新品のときのような美しさがよみがえりますよ。