
スニーカーの汚れの中でも、特にやっかいなのが「泥汚れ」ですよね。
泥汚れは普通の汚れと比べ水に溶けないので、落としにくい汚れとして残りやすいのです。特にキャンバス地のスニーカーなどは、泥水が染み込んで時間が経つと、シミになってしまう場合も。
今回は、スニーカーについてしまった泥汚れをキレイに落とす方法をご紹介します。
「泥だらけになってしまったスニーカーをキレイによみがえらせたい!」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
スニーカーの泥汚れの成分は、砂や土、油などです。これらは水に溶けないので、洗剤で落とすことはなかなか難しいもの。また、漂白剤を使っても効果が薄いのです。
そんな泥汚れは、「固形石鹸+重曹」を使うと落としやすくなります。
さっそく泥汚れの落とし方を見てみましょう。
スニーカーの泥汚れの落とし方
スニーカーを洗う際は、あらかじめスニーカーの紐を外しておきましょう。
<用意するもの>
・固形石鹸
・歯ブラシ
・重曹
・靴洗い用ブラシ
※重曹を加えることで洗浄力がアップします。
1.泥を乾かしてはたく
泥汚れは濡らすと繊維の奥に入り込んでしまうため、落としにくくなります。
表面の泥は“乾いた状態ではたいて落とす”のが大事なポイントです。
泥の粉が落ちなくなるまではたき、細かい部分は歯ブラシでかきだすようにしましょう。
2.歯ブラシを濡らして固形石鹸にこすりつける
3.泡を泥汚れの部分にのせ、重曹をそのままふりかける
4.靴洗い用ブラシを濡らしたら泥汚れ部分をこする
5.汚れが落ちたら汚れを含んだ泡をヘラなどでこそぐ
(落ちなければ2~5を繰り返す)
6.仕上げに水で洗いながらブラシでこすり、よくすすぐ
7.タオルで水気を吸い取り、風通しの良い場所で乾燥させる
ちなみにスニーカーの紐も、泥をあらかた落としてから洗うのがオススメです。
固形石鹸とブラシで洗うとキレイになりますよ。
泥汚れを初めから濡らしてしまうと、泥が繊維の奥へ入り込んで落としにくくなります。
落とせる泥ははじめに落としておくことが重要ですので、覚えておきましょう。
また、泥汚れの「汚れ戻り」がないよう、ていねいにすすいで泥の粒子を流すのも重要です。
その他の注意点としては「しっかりと乾かすこと」も大切でしょう。スニーカーの乾燥に時間がかかってしまうと、ニオイやカビの原因になることがあるのです。
乾燥時は「かかとを下、つま先を上」に向けると、水分が抜けやすくなります。
天気が悪い日は靴用乾燥機を活用するのもオススメですよ。

スニーカーの泥汚れを放置していると、繊維の奥に泥が染み込んで取れにくくなります。さらには、スニーカーにカビが生えたり、シミが残ったりして劣化につながる恐れもあるのです。
もしスニーカーに頑固な泥汚れが付いてしまい、なかなか取れないようであれば、スニーカークリーニングでキレイにしてもらうとよいでしょう。
クリーニングのプロはスニーカー専用の洗浄機械を使って洗浄してくれるので、頑固な泥汚れでもすっきり落としてくれます。汚れが付いてしまったスニーカーをまとめて洗ってもらうこともできるので、自分でゴシゴシこすって洗う手間も省けますね。
よくスポーツや登山をする方や、仕事で土の上を歩く方などは、スニーカーに泥汚れが付きやすいもの。
「洗っても頑固な泥汚れが落ちない!」「お気に入りの靴が泥だらけになってしまった」という方は、一度クリーニングのプロに相談してみることをオススメします。